NR系〔原料ゴムの特性〕
NR系ゴムスポンジは、主成分が天然ゴム及びスチレンブタジエンゴムのゴムスポンジです。

天然ゴムは構造的にはポリイソプレンで主に東南アジアで栽培されている

ヘベア・ブラジリエンシスというゴム樹から出る樹液(ラテックス)から作られています。

ラテックスをそのまま原料として、フォームラバー、手袋、接着剤などが製造されますが、

通常ラテックス中のゴム分を凝固させたものが生ゴムとして使用されます。

NRは加工性が良好で、引張強さ、弾性、耐摩耗性、耐寒性に優れ、動的発熱が

小さいなどの特長があり、多くの用途に向けられますが、耐熱性、耐油性、耐候、

耐オゾン性に乏しい欠点があります。一般工業用製品のほか、特に耐摩耗性や

高い強度を必要とする製品、防振ゴム、大型タイヤなどに用いられます。

スチレンブタジエンゴムは、スチレンとブタジエンの共重合物で、NRに類似した性質を持つ

一般用合成ゴムで、カーボンブラックのような補強剤を加えないと十分な強度が得られません。

NRに比べ弾性が低く、動的発熱が大きいが、NR系は、このような性能を持ったゴムスポンジで、

最も安価なゴムスポンジです。